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■オリコン敗訴を理解するための統計■ 「提訴取り下げ」は33%なのに「請求放棄」は0.1%
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提訴を仕掛けてきたオリコンが自ら「敗訴宣言」をした「請求放棄」という訴訟終結がいかに珍事であるか、最高裁が毎年出している『司法統計』から数字を引用しましょう。 「請求放棄」は、07年度に終結した裁判(17万2975件)のうち0.1%(180件)しか起きていません。この希少さは毎年変わりません。非常に特殊な負け方です。 今回のオリコン裁判のように、控訴審になって請求放棄した数になると、3220件のうちたった4件しかありません。 このうち、一審で勝ったのに請求放棄したという例は同統計には出ていません。でも、限りなくゼロに等しいことは容易に想像できます。 一方「提訴取り下げ」は33%(5万7219件)も起きています。 「判決」で終結した訴訟が35%(6万1368件)です。 また「認諾」という裁判の終り方もあります。訴えられた側(被告)が、審理に入る前に「はい、訴えた人の言うとおりです」と訴えを認めてしまうこと。戦わずに降伏することです。つまり今回のオリコンの「請求放棄」の反対ですね。 この認諾ですら、0.5%起きています(907件)。 裁判もしないうちから被告が降伏する「認諾」も異常事態ですが、請求放棄はその5倍もの珍事だということが数字でわかります。 ----------------------------------------------- つまり「判決」と「提訴取り下げ」は同じくらいの比率=3分の1ずつ=で起きる。 実は、民事裁判が「判決」で終る比率は3分の1強にすぎないのですね。私も初めて知りました。 「訴訟がなかったことにする原告・被告の合意」「勝ち負けなし」で終結する「提訴の取り下げ」で終る民事裁判が3分の1ということは、これはこれで、なかなか興味深い事実であります。
----------------------------------------------- この統計はインターネットで公開されていますから、ぜひ一度ご覧ください。PDFファイルでダウンロードできます。「第19表」に上記数字が表示されています。 ここに引用したのは、現在最新の数字=2007年(平成19年)度です。 (2009.8.15)
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