|
■「和解」という名の建物の中で自決してしまったオリコン■ どうぞ思い出してください。今回出たのは、オリコンが烏賀陽に仕かけたSLAPP訴訟をめぐる係争の結末です。 |
|
「烏賀陽の勝訴」をもっともわかりにくくしているのは、裁判所へ決着の届け出が「和解」という形になっていることでしょう。 ほら、新聞はだいたい「烏賀陽の勝訴」より「オリコン裁判、和解成立」って書いていますね。 みなさんが思い浮かべる裁判の終結っていうと、やはり「判決」でしょう。傍聴席がごくりと唾を飲み込むなか、裁判長が重々しく「被告を死刑に処する!」てな調子で(オリコン裁判は民事訴訟なので、私がめいっぱい負けても幸い死刑にはなりません=笑)。 そういう「判決」じゃなくて「和解」って結末でオリコン裁判は終ったと新聞には書いてある。勝ち負けがあるなんて思わないのが普通でしょう。 だから、烏賀陽が「勝訴」宣言するとみなさん「???」と思われる。 「裁判途中で力尽きて、和解なんてウヤムヤな形で終ったので、烏賀陽は『勝った勝った』と強弁しているに違いない」なんてうがった意見が出ても(実際ネットでは出ています)おかしくない。 まったくごもっとも。私も傍観者ならそう思うことでしょう。
●役所言葉の「和解」は誤解のもと それに「和解」って言葉が、誤解しないほうがおかしいくらいややこしい。 ふつう「和解」ってのは、日常語では「1. 相互の意志がやわらいで、とけあうこと。なかなおり」(広辞苑)とある。普通はこっちを思い起こしますわな。 まるでオリコンと烏賀陽が「今まで誤解してたよ。ごめんね。これからは仲良くやっていこうね」と抱き合って肩を叩き合ったみたいだ。 あほらしい。8月3日に「和解」成立を黒津英明裁判官が宣言した瞬間、食卓みたい小さなテーブルを囲んで一心不乱に和解条項のプリントを舐めるように点検していたオリコンの3人の弁護士は仏頂面のままガタガタと席を立って帰っていった。「さようなら」もなしです。 33ヶ月間虐待し続けた私に、一瞥さえくれない。礼儀くらいわきまえてほしい。 向こうも立場上謝るわけにもいかないのはこっちだってプロだから知っている。それでも「職業的な立場は別として、烏賀陽さんおつかれさまでしたね」くらい言えれば、こちらも「へえ、オリコン訴訟の仕事は鬼畜だけど、人間としては立派なものだ」と見直したんだけどなあ。残念ながらそれはなかった。 もちろん「おつかれさまでした」とか「お互い仕事とはいえ3年近くもよくやりましたね」なんて騎士道的な相手への敬意・礼儀の表明なんてゼロ。 チョンマゲ頭のサムライ弁護士(一度も名乗ってくださらないので、33ヶ月たった今も未だにお名前を存じません)なんか「私は8月4日から夏休みなので、3日にモメて4日以降に期日が入るのは困る」と裁判官や烏賀陽弁護団を前にマジメな顔でおっしゃるので、笑いをこらえるのに苦労しました。 それはさておき。 法律用語の「和解」は全然違う。「2. 争いをしている当事者が互いに譲歩しあって、その間の争いを止めることを約する契約」(同)とある。感情的な要素が入り込む余地なんかありませんね。
答えを先にいうと、東京高裁での第二審から「サイゾー」が「利害関係人」として訴訟に加わって、当事者が3人になったからです。 裁判所が「三者の紛争」を一気に解決する方法は、判決では無理。和解という形式を取るしか選択肢がないのです。 ●オリコンの主張をすべて吹き飛ばしたサイゾー証言 ちょっと時計を巻き戻してみます。08年9月16日に高裁での第二審が始まった冒頭に、烏賀陽側は重要な証拠を法廷に提出しました。 名誉毀損で烏賀陽を訴える対象になった「サイゾー」06年4月号の記事を執筆した小林稔和・副編集長(06年9月に退社)と、揖斐憲編集長が、烏賀陽弁護団を前に語った証言の音声記録と書き起こし文です。 ここで、私に電話取材をし、記事を書いた当事者の小林氏が、こんな趣旨を証言したのです。 06年3月、電話取材の翌日、烏賀陽に出版前に原稿をメールで見せたところ、烏賀陽は「全然自分が話した内容と違う」「引用されているページも当初の約束と違う」(ジャニーズの記事にはコメントしないと烏賀陽ははっきり断ったので)と激怒したこと。自分のコメントとして掲載されるにはあまりに不正確なので、掲載を拒否したこと。烏賀陽は抗議と掲載拒否を伝えるため、編集部のある渋谷までやって来て駅前の喫茶店で面談したこと。そして小林は「絞め切りは過ぎた」とうそをついて(実際はまだ一日あった)言い逃れたこと。 つまり、オリコンが「名誉毀損だ」と訴訟まで起こしたサイゾー掲載の「烏賀陽のコメント」は、烏賀陽が小林に話した内容とは、何の関係もない。小林の作文だった(だいたい取材の情報源を訴えるという名誉毀損訴訟自体が奇形的なのです)。 何と、オリコンが烏賀陽を標的にして烏賀陽だけを提訴したら、その訴訟対象が烏賀陽の発言ではないことが第三者の証言で分かってしまった! オリコンが烏賀陽にしかけた口封じ訴訟(SLAPP)が、まったく根拠がないことが露見してしまったのです。 (サイゾーはこの真実を証言すると、烏賀陽とオリコン双方に訴えられる危険性がありますから、証言することはむしろ彼らの利益に反する行為です。それだけに、サイゾー証言はうそである理由がどこにもない。信用性が非常に高いのです) 民事法廷に提出された証拠は、必ず原告と被告両方に届きます。つまりオリコン側弁護士もこの証言を読んだ。 ここでオリコンは(少なくとも3人の担当弁護士は)自分たちの提訴がまったくのドツボにはまったことを悟ったはずです。 もしオリコンが、よくあるマスメディア相手の名誉毀損訴訟のようにサイゾー編集部も一緒に訴えておいたなら、裁判は継続したでしょう。記事を書いた当事者がちゃんと法廷にいるのですから。 私がオリコンの弁護士なら、烏賀陽とサイゾー証人をいっぺんに法廷で証人尋問して「三者の証言は多数の矛盾点がある」「証言は信用性がない」と裁判官にアピールするでしょう。 しかし、その当事者が「あそこに私が書いた内容を烏賀陽さんは言っていません」と証言してしまったから、さあ大変。しかも訴えていないから、法廷にいない。 嫌がらせ目的で烏賀陽だけを訴えるなんて浅はかなことをした結果が、ブーメランのように舞い戻ってきて顔面を直撃したのです。 オリコンが「被告」として一人法廷に引きずり出した烏賀陽は、名誉毀損を主張している文面に関係がない。もう、判決になったら負けるしか選択肢がない。 (インターネット哲学者の諸野脇正氏は、オリコンはサイゾーを訴えなかったことで自滅するだろう、とブログで予言していました。結果は100%同氏の言うとおりになりました。論理的に考えることができる人たちには自明のことなんですね) 蛇足ですが、オリコン弁護団はこの証言が出た時点で最悪のシナリオを覚悟したのかもしれません。 なぜなら、オリコンはサイゾー証人2人の証人尋問を裁判所に申請しなかったからです。もし「この証言は崩せる」と思うなら「俺たちが質問で論理矛盾を暴露して、裁判官の前で証言が信用できないと証明してやる!」と、証人として法廷に呼び、尋問するのが普通だからです。オリコンはサイゾー証人の尋問をまったく申請しませんでした。 私がオリコンの弁護士なら「この証言は崩せない」とその時点で勝つことはあきらめ、後は「ダメージを最小限に抑える」ことに全力を注ぐでしょう。
●オリコン、一審で勝ったのに急に弱気になる あにはからんや、証言が出たあと、オリコンは「和解したい」と急に弱気になります。08年10月29日の2回目の協議で、もう裁判官の口から「向こうはもうやめたい雰囲気」という言葉が出ました。「提訴を取り下げたい」と先に提案してきたのはオリコンです。 当然ですが、このオリコンの態度の急変ぶりは滑稽でした。裁判官も最初は「何で一審で勝った方があんなに弱気なんだろう」と不思議そうでした。 烏賀陽側はサイゾー証人2人を証人申請しました。そして判決をしてくれ、と高裁にしつこく申請しました。 そりゃそうです。サイゾー証言を前提にロジカルに考えれば、裁判官でなくても、判決は「烏賀陽に名誉毀損の賠償責任なし」に自然になります。(それだけ東京地裁の綿引穰裁判長の判決は暴論のデパートなのですが、それについてはまた改めて) 高裁の担当裁判官、黒津英明裁判官は、法廷外協議の早い段階で「いるべき人がここにいない」という趣旨の発言をしています。そしてサイゾーの側(具体的には編集責任者である揖斐編集長)が訴訟参加するよう、訴訟指揮をしました(裁判官にはそういう権限があるのです)。08年12月24日、サイゾーは「利害関係人」として訴訟参加しました。
●「和解」は訴訟終結を裁判所へ届け出る形式にすぎない さて、やっと本題。 東京地裁では オリコン = 烏賀陽 という二者の紛争でした。 しかし東京高裁からは サ イ ゾー という三角形の紛争になったのです。 烏賀陽はサイゾーに虚偽の内容を書かれ、それをネタにオリコン訴訟を起こされた損害を被っています。オリコンにすれば、サイゾーは「名誉毀損(それが成立するなら、の話ですが)の真犯人」です。だから紛争の火種が3ヶ所になった。 しかし、よく見てください。この三辺のうち裁判所で「訴訟」が起きているのは、ひとつしかありません。オリコン = 烏賀陽のところです。烏賀陽もオリコンもサイゾーを訴えていない。 そう、それが「オリコン裁判」つまりオリコンが烏賀陽にしかけたSLAPP訴訟と烏賀陽の反訴です。 ここの「オリコン = 烏賀陽」の結果がどうなったか。それこそが「オリコン裁判」の結果なのです。 どうか思い出してほしいのですが、オリコン裁判が社会問題化したのは「取材を受けた情報源が民事訴訟で攻撃され、しかも名誉毀損の責任を負わされるのなら、誰もこわがって取材など受けない」という日本国憲法21条「言論・表現の自由」の中枢を直撃する訴訟だったからです。このオリコン裁判の結果こそが重要なのであって、後は相対的に重要度は低い。 そしてその「オリコン裁判」の結果は「オリコンの請求放棄=自己敗訴宣言=烏賀陽の不戦勝」でした。前回お話しましたね。実は、サイゾーが加わった2つの部分=サイゾー関係分は「オリコン裁判」の本筋にとってはオマケなのです。 が、裁判所は、できるだけ将来の紛争の火種を残さないようにします。同じ当事者間で同じネタで訴訟が起きないよう、できるだけ「一発で全部解決」をしようとします(裁判官がそういう発想で動くということは僕も始めて知りました)。 そこで、この三角形の紛争をいっぺんに解決するために、東京高裁が提示した案は「サイゾーは烏賀陽とオリコンに謝罪する」「サイゾーは烏賀陽に損害賠償をする」という案でした。幸いサイゾーがすぐに了解したので、残りは「オリコン = 烏賀陽」だけになりました。 しかし、サイゾーは訴訟を起こされていません。「判決」は「訴訟」に対して裁判所が示す判断です。訴訟が起きてもいない紛争ポイントが3ヶ所のうち2ヶ所もあるのですから、全部ひっくるめて「判決」はできません。 こうしてゴタゴタを全部ひっくるめて解決する「パッケージ型紛争解決法」として高裁が提示したのが「和解」という形式でした。 つまり「裁判所で争っている連中」と「モメごとに関係しているんだが、裁判所では争ってない連中」をまとめてエイヤ!とオールクリアする方法は「裁判所内で、裁判官があれこれ調整しながらの示談」しかありません。 この形式を裁判所という役所では「和解」と呼ぶのです(だから和解条項の中には『今後このことでは一切訴訟しません』という意味の文言が必ず入ります)。 お気付きでしょうか。オリコンがサイゾーを訴えなかったから、こういうややこしい解決法になったのです。全ては、オリコンの奇形的な訴訟戦術の結果なのです。裁判所も苦労されたことでしょう。おつかれさまです。 この「和解」という言葉は役所言葉(まあ法律用語ともいいますが=笑)ですから、一般人の語感からはかけ離れている。 例えば、誰も「アタシ、もうすぐカレと戸籍法に基づく婚姻届を自治体の所定官庁に提出するの〜」とは言いません。「結婚するの〜」と言います。それに似ている。
●新聞やテレビは役所言葉に引きずられるので事実が見えにくい 新聞やテレビも、「官庁・役所がオーソライズした情報に依拠すれば、クレームが来ても『役所がこう言っていますから』と責任転嫁できる」というロジックで記事を書きます(私はそういう教育を朝日新聞社時代に叩き込まれました)。 よって、今回のオリコン訴訟の結末も「オリコン訴訟、和解が成立」という記述をします。言っちゃ悪いが「発表報道主義」の典型です。 事実を精査すれば、オリコンが烏賀陽にしかけたSLAPP訴訟部分は「請求放棄=自己敗訴宣言」で烏賀陽の逆転勝訴なのですが、そう書けばオリコンに「いや、あれは和解だ」とクレームをつけられるかもしれません。 「何しろ、取材源だけ提訴したり、時効をすぎた記事まで一緒くたに提訴する会社だ。何をするかわからない」というSLAPP効果は広まっていることでしょう。どの報道も判で押したように「和解成立」と書くのはそのためです。それに「なぜ烏賀陽の勝訴なのか」を丁寧に説明するには新聞の紙面は狭すぎますし、テレビは時間枠がない(オリコンが敗訴宣言した8月3日は裁判員制度の公判初日なのです!紙面がぎゅうぎゅうでした) (そうやって報道が『無難な線』に流れる中、朝日新聞だけは踏み込んで『逆転勝訴』と書いたので驚きました。私は『朝日ともあろうものが。』という在社時代の回顧録を書いたため、朝日新聞社の社員・OBの中には私を『裏切り者』『後ろ足で砂をかけて辞めたヤツ』と罵倒する人が多いからです) ですから、私はこうして字数と時間をたっぷりとかけて、新聞やテレビが説明しない「オリコン裁判の事実は何か」を誠心誠意ご説明しているというわけです。
●オリコンはダメージを最小限に抑えるため懸命 もちろん、オリコンは請求放棄という確率0.1%の惨めな敗北を自ら選んだので、この「和解」という言葉を隠れみのに、事実をごまかそうとあれこれ努力します。オリコンのプレスリリースをよく見てください。そして実際に高裁で結んだ和解条項と見比べてください。いじましい小細工がかわいそうで、泣けました。本当にお気の毒としか言いようがありません。 そりゃそうですよね。こんな愚劣な訴訟をしたことは、企業経営者の判断として、私が株主なら黙っていません。世論のバッシングや、株価低迷という悪夢のシナリオが来るかもしれない。長期的には、オリコン創業者・小池聡行さん(故人)が長年かかって築き上げたブランドが劣化してしまうかもしれない。 私が高裁での22回の進行協議中でずっと見たのは、オリコンが「すべてサイゾーが悪いんだ」と責任を押し付けて逃げようとしている、という事実でした。 (まあ、そうですね。私が善意で取材に答えた内容を改竄して書いたサイゾーは確かに「報道被害」の加害者です。でも、それはまたゆっくり批判しましょう。別の稿に改めます) 私は「33ヶ月間私の生活を破壊した謝罪を表明してほしい」と一貫して求めました。当たり前でしょう。オリコンは私が書いてもいない、いやそれどころか話してもいない記事で私に5000万円を要求し、「謝りを認めて謝罪するなら提訴を取り下げてやる」と大見栄を切ったのです。私の職業生命である「事実に正確であること」を自己否定しろと迫ったのです。それでいざ記事がサイゾーの捏造だと露見するや、謝りもせずに逃げるとは、人を馬鹿にするにもほどがあります。
●謝罪から逃げないのが企業イメージには最善 しかし、オリコンは「謝罪は勘弁してください」と言って逃げ回りました。 09年5月13日に高裁が提示した和解案は、次のように、はっきりとオリコンが烏賀陽に謝罪することを求めていました。 「月刊サイゾーを除外し烏賀陽のみを被告とし、請求金額が個人の通常の賠償範囲を超える金額であったこと、結果として控訴人が本件訴訟を通じ精神的経済的苦痛を生じたことについて遺憾の意を表す」 が、オリコンは東京高裁の提案すら蹴飛ばして逃げ回りました。高裁は「烏賀陽の苦痛を理解する」ではどうか、「認める」ではどうか、といろいろレトリックを調整してくれたのに、みんな逃げた。とにかく「謝罪と取られる文言はイヤだ」の一点張りなのです。なぜでしょう。経営陣がそういう「絶対烏賀陽には謝るな」という指示を弁護団に出していたのかもしれません。 それでとうとう、最後には裁判官がしびれを切らして「謝罪するか、請求放棄で自己敗訴宣言するか、どっちかにしろ」と最後の選択枝を「職権和解」という形で突きつけたのです。 裁判所が「職権」で「請求放棄せよ」という確率0.1%の敗訴宣言を求めるということは非常に稀なことです。「判決するなら、キミたちを負かすからね」というメッセージともいえます。「ジタバタせんと、潔く負けを認めなさい。さもなくば判決で負けなさい」という最後通牒だったのかもしれません。 ここまで来て進退窮まったのか、オリコンは「自決」というか「自爆」してしまった。そういう次第です。 老婆心ですが、ぼくならサイゾー証言が出た時点で「私たちの提訴は事実誤認でした」「烏賀陽さんには長年たいへんご迷惑をおかけしました」「心よりおわびします」と請求放棄したうえで記者会見して頭を下げるでしょう(ほら、産地偽装事件で食品会社がやっていたアレです)。 いえいえ、ぼくが被害者だからそう言っているのではありません。そうして「できるだけ早く」「できるだけ過ちを認めて」「できるだけ誠実に謝る」方がパブリック・イメージの好感度は高いからです。そして早く世論(マスコミも含め)は忘れます。 逃げれば逃げるほど、隠せば隠すほど世論は攻撃します。これは企業経営の「危機管理」という分野ではイロハのイです。おわび会見など、1時間ほどガマンすればいいだけの話ではありませんか(笑)。「人の噂など××日」です。私はずっとマスコミで生きている人間として、よーく知っています。 ですから、どうかオリコンさん、企業イメージのためには自発的に会見を開いて謝ったほうがいいですよ。和解条項に謝罪が入っていなくても、企業市民としての倫理的責任はまだ残っています。ここはコーポレートイメージを挽回する最後のチャンスです。ぜひ災い転じて福となしてほしいものです。
●「和解」という建物の中で切腹したオリコン ですが、みなさん。いいですか、みなさん。どうかよく覚えておいてください。 言うなれば、こういうことです。 裁判が終結した建物には「和解」というカンバンはぶら下がっています。 が、その建物の中で行われた「オリコンVS烏賀陽」の決闘では、刀も交えないうちからオリコンが切腹して果ててしまった。 烏賀陽は戦わずに決闘に勝ってしまった。 サイゾーはそれを呆然と横で見ている。 そんな感じでしょうか。 建物を外側から眺めるだけではなく、中で何が起きているのか、見てください。 今回の「和解」という解決は、サイゾーが後からはいってきたからこそ生まれたスキームです。サイゾーのことは枝葉末節です(もちろん、500万円の賠償金を支払うくらいとんでもないことをしたのですが、そのことはまた書きます。ちなみにオリコンは賠償を拒否して逃げ回りました)。 「オリコン-烏賀陽SLAPP裁判の結果」こそが注目すべき点なのです。 (つづく)
(2009.8.6)
|
|
|
| Copyright(C) 1997 Hiromichi UGAYA. |