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■オリコン訴訟の終結はわかりにくい■

だから丁寧に事実を説明していきます。

 

みなさんこんにちわ。烏賀陽(うがや)弘道です。

33ヶ月続いたオリコン裁判が終って2日経ちました。

裁判が終結した日、8月3日はたまたま裁判員制度初日で記者さんたちは修羅場、誰も取材してくれないんじゃないかと本気で心配しました(笑)。でも記者席は満席で安心しました。

こんな記者会見を2回こなし、洪水のような勝訴祝福メールに返礼を書いているうちに2晩連続ほぼ徹夜。へとへとで、まだほっとする余裕がありません。勝ったんだなあ、としみじみ涙するゆとりもまだない(笑)。

●烏賀陽にとってもややこしい

それにしても、今回のオリコン裁判の終結の仕方はモノスゴクややこしいですね。

かくいう私も「え?オリコンが請求放棄するって?何それ?」と頭がこんがらがったくらいですから。

8月4日朝刊の新聞報道を読んでも、よくわからない。僕が読者ならやっぱり分からないでしょう。8月3日は裁判員制度初日だったから、裁判所記者クラブは修羅場でした。掲載してくれただけでも奇跡的です。でもやっぱり紙面が狭いからオリコン裁判の解説とか書けない、載らない、とある新聞記者さんが嘆いていました。

オリコンもそのへんの「わかりにくさ」を利用して、自分たちに有利なように広報発表するもんですから、また混乱しちゃう。ウィキペディアまでオリコンのディスインフォメーションに引きずられて混乱しています。

こうなると、何が「本当」なのか分からない。

そこで「事実は何か」を、うそ偽り、ごまかし、誇張、負け惜しみなど一切なくご説明するために、解説を自分のウエブで説明していくことにしました。

 

●10日に1回のペースで裁判官と話した

わかりにくいのも無理はありません。

そもそも、08年11月11日に2回目の公開の法廷での審理(民事裁判では『口頭弁論』といいます)が行われたのを最後に、東京高裁の訴訟指揮で、オリコン裁判は非公開の審理になってしまったからです。こちらは「公開の法廷で審理してくれ」と言っていたのに、残念です。

みなさんが「お、審理が進んでいるな」「こんな証人が出てきたのか」と法廷で見て、記者会見で私たちの説明を聞くチャンスが封じられてしまった。

(ちなみに、オリコンは提訴以来記者会見を開くことはついに一度もないまま終りました。情報公開という点で、どちらが正直に社会に対して説明責任を果たしたのかは明白だと思います)。

実はそれ以降、22回も協議がありました。

東京・霞が関にある東京高等裁判所16階に、このオリコン事件を担当する「民事16部書記官室」があります。ここは裁判官室もある、いわば裁判所の中枢の一部局です。そこに狭くて暗い、窓もない会議室があります。

10席しかないから「会議机」というよりは「食卓」のような机に裁判官が座り、烏賀陽側とオリコン側が交互に入って自分の主張を裁判官に伝え、裁判官も考えを言います。担当は黒津英明裁判官のままずっと変わりませんでした。

部屋の外にはパイプ椅子が10人分ほど並んでいて、歯医者の待合室のように弁護士さんや当事者が難しい顔をして座っています。烏賀陽側(烏賀陽+弁護団3人)とオリコン側(弁護士3人)は事務連絡(次の協議の日程調整とか)以外は同席しません。

順番が来ると、書記官が「烏賀陽側さんお入りくださーい」と呼びます(ホントの歯医者さんみたいですね)。必ず片一方ずつです。

ですから、オリコンと烏賀陽が密室で仲良く手打ちの条件を相談したんじゃないか(『和解』なんてトンチンカンな名前がついていますしね)なんて思われているようでしたら、とんでもない勘違いです(サイゾーが訴訟参加してからは、サイゾー+烏賀陽が同席することはありました)。

証拠を出せるかどうかで「弁論準備」とか「進行協議」とか名前が分かれるらしいのですが、混在してややこしいので「法廷外協議」という名前に仮にしておきます。

10日に一度のペースです。どの弁護士さんに聞いても「それは高裁はものすごく熱心だったんだね」とおっしゃいます。

 

●裁判所から終了まで守秘義務命令

しかし困ったことに、裁判所から「法廷外協議の内容は終了まで守秘義務を課す」と言い渡されました。記者会見はもちろん、ウエブやブログで公開しちゃダメだというのです。おかげで記事に書いてもらうことはできません。「うがやジャーナル」「うがやテレビ」の更新も止まってしまいました。

ですから、8月3日になって突然「やった!オリコン裁判は勝訴で終結です!」と叫んでも、みなさん急には理解できない。

それも自然なことだと思います。本当に重要なことは時間をかけてゆっくりと理解されるものだと思います。字数を尽くして説明しなくてはいけないことだと思います。テレビや新聞の限られた時間や字数の中では「本当のこと」はわからない。

では、まずは「なぜ判決が出ていないのに、烏賀陽は勝訴したのか?」からご説明していきましょう。

(次へつづく)

 

 (2009.8.5)

 





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